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多様な事業領域

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機能性ペプチドとは

 ペプチドとはアミノ酸が2~50個程度がつながった化合物の総称です。アミノ酸がさらに多くつながった化合物をたんぱく質と呼び、人体の多くがたんぱく質で構成されております。ペプチドの中にはインスリン、グルカゴン、カルシトニンなど、ホルモンとして体内の器官の働きを調整する情報伝達を担う物質もあります。このペプチドの機能を利用し、医薬品にしたものをペプチド医薬品といいます。たとえば、28個のアミノ酸がつながったANPというペプチドは、急性心不全の治療薬(商品名:ハンプ)として使われています。現在では、ペプチド合成技術が開発され、特定の機能があるペプチドを人工的に合成することができ、これらは機能性ペプチドと呼ばれております。前立腺癌治療薬リュープロレリン(商品名)は、LH/RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)を一部、構造を変換して合成したペプチドです。こうした薬は機能性ペプチドを実用化した例と言えます。

多様な事業領域

 当社では、多様なニーズにフォーカスした生理活性を有する機能性ペプチドを創製し、基礎研究から臨床試験まで段階的に研究開発を進めております。当社は、Unmet Medical Needs(未だ満たされていない医療ニーズ)の領域となる皮膚潰瘍、そして、市場性の高い抗体誘導ペプチドを主要なテーマとして事業を展開しています。
 褥瘡などの皮膚潰瘍治療薬の分野は、医師、患者さんの治療満足度が低く、新たな治療薬の選択肢が求められています。また、抗体誘導ペプチドは、患者さんの経済的負担や医療財政の負担を軽減できるものとして、価格の高い抗体医薬品に代わるイノベーションとして期待されています。
 病気に苦しむ患者さんだけでなく、健康でありたいと願う方に対してもQOLの充実等の幅広い分野で社会に貢献する企業として、競争の激しい創薬ビジネスの中にあっても安定して事業を展開ができることを目指しています。

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